2021.06.01

和歌山、IR事業者の最終決定を明日にも発表

先手尾和歌山、IR事業者の最終決定を明日にも発表

和歌山県は、和歌山市マリーナシティーのIR誘致計画の事業者選定でカナダのクレアベストニームベンチャーズを最終施事業者に選定する方針を固めた。明日にも仁坂知事が発表する。

和歌山県では、予定していた4月中の事業者選定が難航していたところに5月には最有力候補のサンシティグループが撤退したことで、候補事業者はIR開発実績の少ないクレアベストのみとなっていた。しかし、計画の断念を排除し、同社とのタッグで国の区域認定申請を目指す。

クレアベスト社は、カナダ・トロントに本社を置くIR投資会社で、ゲーミング事業ではアメリカ・カナダなど5か国で運営に携わっている。

和歌山IR、カナダ投資会社を事業者選定 誘致継続へ

和歌山県のカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致計画をめぐり、県がカナダの投資会社クレアベストグループを実施事業者に選定する方針を固めたことが分かった。

続きを読む⋙(2021年6月1日|朝日新聞)

2021.05.31

横浜IR、2つのコンソーシアムが最終選考へ

横浜市のIR選考レースは、第2次資格審査を通過した2つのコンソーシアムが最終選考へと進んだ。一つは「ゲンティン×セガサミー×鹿島建設」の3社連合、もう一つは「メルコリゾーツ×大成建設」を中心とする連合に絞られた。 最終1社は夏頃に決定される。横浜IRの全容のイメージパースは間もなく明らかになると思われる。また、8月22日の横浜市長選の行方が注目される。

両コンソーシアムの中心となる海外IR事業者について、メルコリゾーツはマカオを中心に「City of Dreams」ブランドを世界に展開しており、来年にはキプロスにIRを開業予定。ゲンティンは、マレーシアを中心に「Resort World」ブランドを世界に展開しており、今月ラスベガスに「Resort World Las Vegas」をオープンしたばかり。

事業者公募2者参加 横浜市、夏めどに選定

横浜市は31日、誘致をめざすカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、事業者公募(RFP)に対して最終的に2者の応募があったと公表した。今夏をめどに事業者を選び、2022年4月までに国に計画を申請する。

続きを読む⋙(2021年5月31日|日経新聞)

2021.05.30

【Pick-up!】スティーブ・キャロル顧問のコラム(IAG)

【Pick-up!】スティーブ・キャロル顧問のコラム(IAG) | IGS  カジノスクール(学校) インターナショナル・ゲーミング・スクール 大阪
今年1月にInside Asian Gaming誌に掲載された当スクール顧問のコラムです。ぜひご覧ください。

Big money / IAG(2021.1.18)
www.asgam.jp/index.php/2021/01/18/big-money-jp/

現在、Steve顧問はヨーロッパや南アフリカのIRカジノの開発コンサルティングも手がけています。先日当スクールが紹介されたIAG記事「それぞれの夏」についても大変興味深いと日本のIRへの協力も継続していく所存です。

2021.05.27

マカオのカジノ還付金、コロナ不況下でも実施

マカオのカジノ還付金、コロナ不況下でも実施

毎年恒例となったマカオ市民へのカジノ還付金は、今年はコロナ不況の経済支援として例年より3ヵ月早い5月に現金で配布された。今年の還付金は1万パタカ(日本円13.6万円)。この財源は、税率39%のカジノ税収によるもので、現金給付は14年連続となる。

マカオでは、この現金配布のほかにも65歳以上の高齢者への敬老金、出産補助金や教科書補助金なども支給される。また、個人年金口座への追加資金注入、医療クーポン券、家庭用電気料金及び上下水道料金補助、所得税減税、交通系ICカード利用時のバス運賃の割引などの経済支援が行われている。

*マカオのカジノが急成長した経緯についてもIGSでは詳しく解説しております。

マカオ政府、2021年度の全市民への現金配布作業完了

世界一のカジノ売上を誇る都市として知られるマカオ。カジノ税という潤沢な財源を抱え、莫大な財政準備を誇るマカオ特別行政区政府は、インフレ対策や富の還元を理由に2008年から市民に対する現金配布を毎年実施している。

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(2021年5月26日|マカオ新聞)

2021.05.21

リゾートワールド・ラスベガス、6月24日グランドオープン

リゾートワールド・ラスベガス、6月24日グランドオープン

マレーシア・ゲンティンの最高級IR「リゾートワールド・ラスベガス(RWLV)」が6月24日にグランドオープンする。アメリカではニューヨーク州とフロリダ州に続いて4つ目のプロパティとなる。RWLVは、コンラッドやクロックフォーズなど3つの高級ブランドホテルにストリップ最大のプールやインフィニティプールを配備したラグジュアリー感が売りとなる。ラスベガスでは、2009年のシティセンター以来実に12年ぶりの大型IRの誕生となる。

ゲンティンは横浜IRの最有力候補とみられており、実現すれば日本にもリゾートワールドブランドができる日がくるかもしれない。

*ラスベガス発展の歴史やカジノ事情についてもIGSでは詳しく解説しています。

Resorts World Las Vegas gets regulatory OK to open June 24

The Malaysia-based owner of one of the biggest casino projects ever on the Las Vegas Strip won regulatory approval Thursday to deal cards, roll dice and welcome gamblers when Resorts World Las Vegas opens on June 24.

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(21 May, 2021 | Coast Reporter)

2021.05.17

香港ギャラクシーも横浜IRから撤退、コロナ不況

香港ギャラクシーも横浜IRから撤退、コロナ不況

香港のIR大手ギャラクシー・エンターテイメント社は、横浜IRのRFPから撤退することを決定した。コロナ不況による経営不振が影響したとみられる。今後は、大都市規模のIR開発を断念し、地方都市での可能性を検討するとみられる。これで横浜IRの参加事業者は、セガサミー、ゲンティン、メルコリゾーツ、SHOTOKUの4社に絞られた。今後、横浜は8月の市長選の結果を待ち、10月までに最終選考で1社を決定するとみられる。

横浜IRの公募では、昨年と今年初めにラスベガスのサンズとウィンリゾーツが撤退、また先週には香港のサンシティグループが和歌山IRから撤退を発表したばかりだった。日本の限定3ヵ所の区域認定の申請は今年の10月から始まる。

*ラスベガス・サンズの日本撤退の事情や今後の展望について、IGSでは詳しく解説しています。

Galaxy Entertainment Group opts out of Yokohama IR bid

Galaxy Entertainment Group has announced its decision to withdraw from Yokohama’s IR operator selection process.

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(2021. May. 17|Inside Asian Gaming)

2021.05.07

長崎IR、官学連携でIR人材育成に向けて準備会を設置

長崎県は、IR誘致に向けて人材育成の拠点となる準備会を設置した。音頭をとる長崎国際大学は、2022年度から「IRマネジメントコース」を開設予定。

人材育成は、IR成功の三大要件の一つとされる。日本IRの人員組織構築計画は、開業の約36ヵ月前から策定を開始し、約24ヵ月前にゲーミング部門のマネージメント職の採用プロセスが始まる。その後、上位職が下位職を採用・教育するプロセスに則って約18ヵ月前にシフトマネージャー等、約12ヵ月前にピットマネージャー・スーパーバイザーを段階的に採用し、約9ヵ月前にカジノディーラーの募集がスタートすると見られる。

*ゲーミング部門の人事開発スキームについてもIGSでは詳しく解説しています。
IR誘致へ人材育成を 長崎県など4者 拠点づくりで準備会

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を見据え、国際観光人材の育成を促進するコンソーシアム(共同事業体)を発足させるため、長崎国際大と県立大、県、佐世保市の4者は26日までに準備会を設置した。行政と教育機関が連携し、育成の拠点づくりを目指す。


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(2021年4月27日|長崎新聞)

2021.05.01

米シカゴのIRプロジェクト、2025年開業

米シカゴのIRプロジェクト、2025年開業

年間6,000万人以上のインバウンド需要があるアメリカ第3の大都市シカゴでもIR誘致のプロジェクトが進められている。今年夏に始まるRFPにはラスベガスの大手カジノなど8社が参画すると見られている。

今後の整備スケジュールは、日本IRと同じ時間軸で進められる。

Chicago looks to attract Las Vegas operators

Chicago’s mayor Lori Lightfoot said she is hopeful the city’s request for proposals for a casino resort could attract operators from Las Vegas.

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(Apr 30 2021|Casino Review)

2021.04.30

日本でもスポーツベット合法化の動き

日本でもスポーツベット合法化の動き

日本政府は、NPBやJリーグなどの国内メジャースポーツを対象とするスポーツベットを2024年までに解禁する検討を始めている。コロナ禍の財政難やスポーツ界不況が影響していると見られる。海外では既に大相撲もスポーツベットの対象になっている。

日本も今ではtotoや競馬・競輪・競艇などはオンライン投票ができる。海外から見れば、既に日本にもスポーツベットはあるという人もいる。

*オンラインカジノの仕組みと法解釈につてもIGSでは詳しく解説しています。

Japan begins discussions on creation of $65bn sports betting market

The government of Japan has reportedly begun internal discussions with regards to regulating sports betting on football and baseball events, according to the Financial Times.

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(April 28, 2021|SBC News)

2021.04.29

米MGM、業績不振も大阪IR参入めざす

米MGM、業績不振も大阪IR参入めざす

大阪IRへの参入を目指すラスベガス大手MGMリゾーツ社の今四半期の売上高は1,795億円となり361億円の赤字となった。それでも大阪IRへの参入意欲に変わりはなく、7月までに事業計画を提案する構え。

大阪IRの候補事業者については、2019年9月までに4社が撤退さらに2020年2月に2社が撤退したことで最終1社のみの単独入札となった。海外のIR成功事例では、複数入札のコンペを行うことでより良い開発計画と投資効果を実現してきただけに、大阪のIR事業者選定は無投票当選となることで交渉イニシアチブが事業者に移ることも懸念される。

大阪府市は、実施方針の改訂に合わせて3月に事業者追加公募を行ったが追加参入はなかった。

なぜ多くの海外IR事業者は大阪から撤退したのか?なぜ追加参入がなかったのか?

*IGSではこれらの理由と経緯についても詳しく解説いたします。

IR参入めざす米MGM、1~3月期は360億円赤字
大阪でのIR(カジノを含む統合型リゾート)参入をめざす米MGMリゾーツ・インターナショナルが28日(日本時間29日)に発表した2021年1~3月期決算は、純損益が361億円の赤字(前年同期は879億円の黒字)だった。 続きを読む≫ (2021年4月29日|朝日新聞)